- 不明点①リンク召喚の素材にトークンは使用できるか?
- 不明点②EXモンスターゾーンに置かれるモンスターとは?
- 不明点③ペンデュラム召喚とペンデュラムモンスターの処遇
- 不明点④リンクモンスターが装備されたら?
- 不明点⑤EXモンスターゾーンを使用不可にすることは可能か?
- まとめ
- 参考動画
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不明点①リンク召喚の素材にトークンは使用できるか?
未だに確証を得られる情報がなく、リンク召喚の素材にトークンを使用できるのかできないのかは分からない状況です。
リンク召喚は特殊なカード(儀式魔法や「融合」カード)を使用しない召喚法なので、どちらかというとシンクロ召喚やエクシーズ召喚に近い召喚法であるといえます。
「素材モンスターを墓地に送って特殊召喚」という字面だけ見るとシンクロ召喚に近い召喚法であり、この場合、トークンもリンク素材に使用できるという結論になります。
ただ、エクシーズ召喚の場合、トークンは素材に使用できないというルールになっており、リンク召喚がこちら寄りの場合、トークンはリンク素材に使用できないとなってしまいます。
そもそも、「素材モンスターを墓地に送って特殊召喚」の「墓地に送って」の部分が効果寄りの意味なのかコスト寄りの意味なのかが不明瞭であり、どちらが正しいかを断言するのは早計と言わざるを得ません。
この考え方が正しい場合、トークンがリンク召喚の素材に使用できない場合、同様に、フィールドから墓地に送られる場合代わりにエクストラデッキに加えられるPモンスターもリンク召喚の素材にできないということになり、あらゆる墓地送りを阻止する《マクロコスモス》系統のカードは対リンク召喚用カードとしてその名を轟かせることでしょう。
また、もしトークンがリンク召喚の素材にできる場合、《BF-朧影のゴウフウ》などのトークンを大量に特殊召喚できるモンスターはリンク召喚御用達のモンスターで様々なデッキで活躍が見込めます。
一方で、《おジャマトリオ》は展開妨害カードとしての役割を完全に失ってしまいますが。
不明点②EXモンスターゾーンに置かれるモンスターとは?
EXモンスターゾーンに特殊召喚されるモンスターはエクストラデッキから特殊召喚されるモンスターであるとされていますが、これもまた細かいルールが不明瞭であり、分かりにくさを増大させています。
まず、エクストラデッキから正規の方法で特殊召喚された融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターはEXモンスターゾーンに特殊召喚される、ここまでは分かるでしょう。
しかし、《死者蘇生》などで特殊召喚されたモンスターはメインモンスターゾーンに特殊召喚されるという記載もあり、この境界の線引きがどこなのかが不明瞭です。
墓地や除外ゾーンから特殊召喚された融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターはメインモンスターゾーンに特殊召喚されるとは思いますが、これが正規の召喚法の場合のみEXモンスターゾーンに特殊召喚されることを指しているのか、それともエクストラデッキから特殊召喚されるのであれば正規の召喚法であろうとなかろうと全てEXモンスターゾーンに特殊召喚されるのか、ここが分からないのです。
もし前者の場合、《アルティマヤ・ツィオルキン》《バハムート・シャーク》《連鎖召喚》などは、既存のエクストラモンスターを手軽に特殊召喚できるモンスターとして活躍が見込めますが、後者の場合、リンクモンスターでEXモンスターゾーンを拡張していなければ発動することができない、非常に使い辛いカードと化してしまいます。
不明点③ペンデュラム召喚とペンデュラムモンスターの処遇
ペンデュラムモンスターはペンデュラム召喚以外でも通常召喚で場に出すことができますし、もちろんカードの効果で場に出すこともできます。
しかし、「不明点②」で述べたように、エクストラデッキから特殊召喚されるモンスターは正規の召喚法であるかないかに関わらずEXモンスターゾーンに特殊召喚されるのであれば、既存のPテーマの戦略を全否定することになります。
【魔術師】では、せっかくエクストラデッキに溜めた《慧眼の魔術師》をはじめとする「魔術師」Pモンスターは1体しかP召喚できなくなり、【イグナイト】【メタルフォーゼ】に至ってはそのテーマの存在そのものを否定されてしまいます。
「ペンデュラムモンスターは融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターではないので、エクストラデッキからP召喚する場合でもメインモンスターゾーンに特殊召喚する」と公式裁定が下されればそれに従いますし、納得できないこともないですが、やはり現状ではどちらが正解なのかを断言することはできません。
不明点④リンクモンスターが装備されたら?
若干ネタ要素を含みますが、まだ正式発表のないルールなので一応紹介しておきます。
もし、リンクマーカーを真上・右上・左上のいずれかに持つリンクモンスターが《サクリファイス》などの効果で装備カードになった場合、その方向に存在するメインモンスターゾーンはEXモンスターゾーンとして扱えるのか、という話です。
基本的に装備カードになったモンスターはそのモンスターとしての性質を失って装備カードとなり、魔法カードとしても扱うようになりますが、リンクモンスターは例外とされる可能性も否定できません。
不明点⑤EXモンスターゾーンを使用不可にすることは可能か?
《地盤沈下》など、既存の遊戯王カードには、指定したモンスターゾーンを使用不可能にさせるカードが存在しています。
ここでいう「モンスターゾーン」とは、今後「EXモンスターゾーンも含む全てのモンスターゾーン」のことを指すのか、それとも「EXモンスターゾーンは含まず、メインモンスターゾーンのみ」のことを指すのかが重要です。
もし前者の場合、《地盤沈下》などのカードが対リンク召喚用カードとして採用されるようになるかもしれませんが、逆に後者の場合、EXモンスターゾーンは《地盤沈下》などでは使用不可能にならない安全なモンスターゾーンと化します。
まとめ
新ルールと新召喚法について、私が一晩考えた結果浮かんだ不明点を5つほど挙げました。
いずれも、公式が正式な発表をしない限り、どの可能性も否定することはできない為、ネットの情報を全て鵜呑みにするのは早いという事実は変わりありません。
また、カードやデッキによっては天国と地獄と言っても過言ではないほど処遇が変わってくるので、これらに少しでも関わるデッキにリンク召喚を取り入れた構築を考えるのはあまりお勧めできません。
参考動画
【遊戯王ADS】新召喚法・リンク召喚を使ってみた!!【YGOPRO】 – YouTube
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【参考動画まとめ】
pモンスターに関しては、exモンスターゾーンに出せるカード一覧に居なかったから今まで通りじゃないかな
「最初からexデッキにいるカード」は檻で閉じ込められてて、フィールドへの出口がexモンスターゾーン若しくはリンクモンスターで展開されたゾーン的なイメージと予想…
デッキにバウンスされたexモンスターはどうなのだろうか
トークンは墓地に送れないから素材にはできないと思いまっせ
トークンがシンクロできるのはシンクロの条件が「シンクロ素材として使う事」だから
個人的には既にEXゾーンに出ているEXモンスターを絡めて墓地に送り、新たなリンクモンスター等を元々使用していたEXゾーンに再度出せるのかどうかが気になりますね、普通に考えれば出来るのでしょうが、仮にできない裁定が出るとリンクを絡めてのエクシーズやシンウロ連打も厳しくなるので、コンマイには早く回答してほしい所ですね
そしてそれが出来るとおそらくエメラル絡めて無限ドローが出来るはずです…
あと、EXモンスターゾーンのモンスターのコントロールを奪った場合どこに置かれるかや、
EXモンスターゾーンのモンスターは壊獣でリリースできるかなども気になりますね。
これによって、自分の壊獣グレイドルデッキが大きく変わる。
まとめありがとうございます
簡潔で冷静で的確なので非常にわかりやすく助かります