- 2017年4月1日適用リミットレギュレーション一覧
- 十二獣、今度こそ完全死亡
- 次期環境にどう影響するのか?
- 禁止一歩手前
- Pデッキの復権はまだ先か
- エラッタ組
- ややとばっちりな規制を受けたカードたち
- まさか準制限になるとは
- ついに準制限へ
- フィールド魔法に効果を詰め込み過ぎた結果
- 様子見?
- 制限解除の面々
- まとめ
- 参考動画
- 関連商品
2017年4月1日適用リミットレギュレーション一覧
新禁止カード1枚
新制限カード3枚
新準制限カード14枚
制限解除カード8枚
十二獣、今度こそ完全死亡
前回改訂では《十二獣ドランシア》《十二獣の会局》《十二獣モルモラット》に規制が入ったが、《十二獣ブルホーン》で後続をサーチしつつ、《十二獣ライカ》でモンスターを増やす動きで環境に居座り続けていた【十二獣】。
しかし、今回改訂ではその《十二獣ブルホーン》が禁止に指定されたことで、純構築はもちろんのこと、他のデッキに出張することすら厳しくなったように思える。
「十二獣」モンスター1体で獣戦士族モンスター1体をサーチ、レベル4モンスター2体で獣戦士族モンスター2体をサーチ、という動きはやはりインチキ染みたものだったと改めて思う。
【十二獣】以外にも、獣戦士族を多用するデッキ、獣戦士族PモンスターでPスケールを揃えていたデッキ、《月光黒羊》で《融合》を調達していたデッキ、などのデッキは大打撃を受ける改訂となった。
次期環境にどう影響するのか?
【真竜】のエースモンスターである《真竜剣皇マスターP》と、サーチの要である《ドラゴニックD》が制限カードに指定されたことで、【真竜】は大幅な弱体化を迫られることになった。
とはいえ、元々【真竜】は単体で強力なカードが多数所持しており、今回改訂の影響で環境トップの座を譲ることになっても、まだ暫くはその姿を見ることになりそうである。
禁止一歩手前
前回改訂で準制限カードに指定された《妖精伝姫-シラユキ》だが、今回改訂で制限カードに指定された。
とはいえ、サポートカードの多い光属性・魔法使い族・レベル4という恵まれたステータスを持ち、《妖精伝姫-カグヤ》でサーチ可能で、自身の効果には名称ターン1制約がない点も考慮すると、たとえ制限カードに指定されても今後もその役割を全うしそうである。
Pデッキの復権はまだ先か
マスタールール3の頃に猛威を奮ったP召喚だったが、新マスタールールの導入で大幅に弱体化することになった。
結果、優秀なサーチ効果を持つ《EMペンデュラム・マジシャン》《機殻の生贄》《揺れる眼差し》が制限から準制限に緩和されることになったが、次回改訂では制限解除されている可能性も考えられる。
エラッタ組
テキスト変更によって禁止から制限への緩和を果たした《黒き森のウィッチ》《レスキューキャット》が準制限へと緩和。
効果が時代に合わない点や、テキスト変更によって気軽に効果を使用できなくなったことが原因と考えられ、次回改訂では《クリッター》など同様に制限解除されると予想。
ややとばっちりな規制を受けたカードたち
【彼岸】が台頭した頃に規制された《彼岸の悪鬼 スカラマリオン》、【影霊衣】が台頭した頃に規制された《儀式の準備》が、それぞれ制限から準制限に緩和された。
いずれも強力なカードには違いないが、ややとばっちりな規制を受けたカードとも言える為、今回緩和されたのは様子見といったところだろう。
まさか準制限になるとは
《異次元からの埋葬》《ブラック・ホール》はどちらも長らく制限カードだったカードであり、その立場が揺るぐことはないと考えていたが、今回改訂でまさかの準制限へ緩和。
いかに単体のカードパワーの高い制限カードであっても、テーマに属していなければ使い辛いという風潮のある昨今を表しているようにも思える。
ついに準制限へ
出た当初から規制筆頭と言われ、数多のデュエリストが使用してきた《命削りの宝札》《神の通告》が遂に準制限に指定。
制限でもおかしくないカードパワーを持つカードである為、今回改訂はあくまで様子見、今後も環境に影響を与えるようであればさらに規制するつもりなのかもしれない。
フィールド魔法に効果を詰め込み過ぎた結果
昨今の「発動時にカードをサーチ」「自分のカードを破壊してサーチ」といった効果を持つフィールド魔法の存在から、近い将来《テラ・フォーミング》に規制が入るだろうと考えていたのが現実になってしまった。
フィールド魔法サーチの魔法カードは《終焉の地》《盆回し》などが存在するが、いずれも癖のあるカードであることは事実なので、癖のない《テラ・フォーミング》がいかに優秀だったかが分かる。
様子見?
《ユニオン格納庫》《竜の渓谷》を使用するデッキはとうに環境から退いており、《テラ・フォーミング》の準制限化もあって、準制限に緩和することになったのだろう。
ただ、《ユニオン格納庫》を使用する【ABC】はリンク召喚と相性が良く、《竜の渓谷》を使用するドラゴン族デッキは今後の新規カード次第でいくらでも化ける可能性を秘めている。
制限解除の面々
前回改訂で制限から準制限に緩和されたカードか、テキスト変更を伴って弱体化したカードが大半であり、制限解除は妥当であるといえる。
7枚のカードについては特に言うことはないが、《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》が無制限カードとして使用できる時代が来るとは思いもしなかった、というのが私個人の正直な感想である。
いくら時代に合わなかったとはいえ、禁止カード・制限カードの期間が長かったカードでもあるので、周囲のカードのインフレの激しさを感じた。
まとめ
今回改訂では実に26枚ものカードが規制・緩和されたことになる。
環境デッキであった【十二獣】【真竜】に規制が入り、その他環境を脅かしそうなカードにも規制を入れた辺り、真っ当な制限改訂であったといえるだろう。
とっくに環境外になった多数のカードが緩和されたこともあって、それらのデッキを組んでいた方々にとっても、嬉しい改訂だったのではないだろうか。
《ブラック・ホール》の準制限化、《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》の制限解除など、初期から遊戯王で遊んでいた者としては衝撃の改訂だったわけだが、これだけでは環境に影響はなさそうというのもまた恐ろしい。
参考動画
【遊戯王】新環境はどうなる!? 2017年7月1日適用リミットレギュレーション!!【確定版】 – YouTube
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